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2026 追記: 旧 VuePress ブログから移植した記事。iPhone 12 は 日本市場で 5G が本格的に普及し始めた最初の iPhone(2020年秋発表)であり、ミリ波対応モデルが米国向け、Sub-6 のみが日本向けという棲み分けが定着した世代でもある。2026 年現在、新品で買う一線級ではないが、中古・型落ち購入の判断材料としては今も骨子が有効。具体的な価格や在庫情報は購入前に必ず確認すること。スペック表記は執筆当時の公称値で、最新の公式表記とは差分があり得る。

iPhone 12 は新品で買うフェーズを過ぎた一方で、中古・整備済みで「いま安く iPhone を持ちたい」候補としてはまだ現役。シリーズ内に mini / 無印 / Pro / Pro Max の4機種があり、サイズもカメラ構成も違う。

この記事は、iPhone 12 シリーズの4機種を 画面サイズと光学望遠の有無 という2軸で整理し、用途別にどれを選ぶかを示す。iPhone 11 と迷っている読者は、5G を使うかどうかで結論が変わるので最後の FAQ まで読んでほしい。

結論 — mini か Pro 系か。無印と Pro Max は中間で迷いやすい

短い答え: 片手で使いたいなら mini、望遠や夜景を撮りたいなら Pro 系。それ以外の人は無印で十分。Pro Max は「大画面で望遠も要る」人だけが選ぶ機種。

iPhone 12 シリーズの差は、突き詰めると以下の3点に収束する。

  1. 画面サイズ: 5.4 / 6.1 / 6.7 インチの3段階
  2. 光学望遠と LiDAR の有無: Pro 系のみ搭載
  3. 5G ミリ波対応: 日本向けモデルは全機種 Sub-6 のみ

価格やストレージで決めるよりも、まずこの3点で候補を絞るほうが速い。

iPhone 12 世代で何が進化したか

短い答え: 5G 対応、有機 EL 全機種化、MagSafe、A14 Bionic、ボディ設計の刷新。iPhone 11 世代から見ると「世代交代」と呼べる変化量がある。

5G 対応(日本では Sub-6 のみ)

iPhone 12 は 日本で発売された最初の 5G 対応 iPhone。日本向けは Sub-6 のみで、ミリ波(mmWave)対応モデルは北米向けに限られる。

体感的には、5G エリアにいれば下り速度が伸びるが、エリア外では 4G LTE にフォールバックするので「5G だから速い」と単純化はできない。2026 年時点では 5G エリアが広がっているので、当時より恩恵は受けやすい。

全機種が有機 EL(Super Retina XDR)に

iPhone 11 では無印が IPS 液晶、Pro 系のみ有機 EL という分かれ方だった。iPhone 12 からは mini / 無印を含めて全機種が有機 EL になり、黒の沈み込みと HDR 表示が共通の体験になった。

MagSafe ワイヤレス充電

背面に磁石のリングが入り、純正・サードパーティの MagSafe 充電器やアクセサリが吸着する。iPhone 12 以降のシリーズで共通の規格になっており、長く使う前提なら資産化しやすい。

ボディが直線的なデザインに戻った

iPhone 4 / 5 系を想起させるフラットエッジ。iPhone 11 までの丸みのある側面とは持ち心地が大きく違う。手の小さい人は実機を触って確認したほうがいい。

用途別の判断 — どれを選ぶか

短い答え: 「片手か / 望遠か / 大画面か」のどれを優先するかで機種が決まる。

片手で使いたい — iPhone 12 mini(5.4 インチ)

iPhone 12 mini は シリーズ内で最も小さい 5.4 インチ。同世代 Android のフラッグシップを含めても希少なサイズで、片手操作を最優先するならこれ一択。

ただし mini はバッテリー容量が小さく、ヘビーに使うと夕方には残量が厳しい場面がある。長時間外で使う人は無印以上を推奨。

望遠 / 夜景 / LiDAR が欲しい — iPhone 12 Pro / Pro Max

Pro 系のみ 光学望遠カメラと LiDAR スキャナ を搭載する。望遠は静物の寄りやポートレートで効き、LiDAR は暗所のオートフォーカス速度に直接効く。

  • iPhone 12 Pro: 光学2倍ズーム
  • iPhone 12 Pro Max: 光学2.5倍ズーム + センサーシフト式手ブレ補正

「ちょっと寄りたい」程度なら無印のデジタルズームでも足りるが、暗い場所で人物を撮る頻度が高いなら Pro 系の差は大きい。

大画面が欲しい — iPhone 12 Pro Max(6.7 インチ)

6.7 インチは動画視聴やゲームで効く。ただし片手では完全に握れないサイズなので、両手前提で使う割り切りが要る。

それ以外 — iPhone 12(無印, 6.1 インチ)

「サイズも光学望遠も特に強い要望はない」人は無印で過不足ない。iPhone 11 からの買い替えで一番自然な選択肢。

iPhone 12 シリーズ比較表

機種画面サイズカメラ光学望遠LiDAR重量
iPhone 12 mini5.4 インチ広角 + 超広角なしなし約 133g
iPhone 126.1 インチ広角 + 超広角なしなし約 162g
iPhone 12 Pro6.1 インチ広角 + 超広角 + 望遠2倍あり約 187g
iPhone 12 Pro Max6.7 インチ広角 + 超広角 + 望遠2.5倍あり約 226g

スペックの数値は Apple 公表値。重量はケース無しの本体実測ではなく公称値。

iPhone 11 と iPhone 12、どちらを買うか

短い答え: 5G を使うかどうか、有機 EL に価値を感じるかどうかで決まる。

iPhone 11 シリーズの選び方は タイプ別 おすすめ iPhone 11 機種 にまとめている。両方の記事を読み比べると、12 で何が変わったかが見えやすい。

観点iPhone 11iPhone 12
5G非対応Sub-6 対応(日本向け)
無印の画面IPS 液晶有機 EL
MagSafe非対応対応
最小サイズ5.8 インチ(Pro)5.4 インチ(mini)
中古価格(2026目安)より安いやや高い

5G と有機 EL に価値を感じない、価格優先という人は iPhone 11 で十分。逆に「mini の片手サイズ」「無印で有機 EL」を欲しがる人は iPhone 12 を選ぶ意味がある。

よくある質問

Q. 2026 年から iPhone 12 を新品で買う意味はありますか? A. 新品流通はほぼ終わっており、整備済品か中古が中心。バッテリーの劣化状況を確認できる前提なら、サブ機やライト用途では選択肢に入る。メイン機で長く使うなら新世代を勧める。

Q. iPhone 12 mini はバッテリーが弱いと聞きますが本当ですか? A. 公称ビデオ再生時間で無印より短いのは事実。ヘビーユースだと夕方に残量が厳しい場面はある。片手サイズと引き換えの仕様として割り切るか、無印を選ぶかの判断になる。

Q. iPhone 12 の 5G は日本で意味がありますか? A. 2020 年発売時は 5G エリアが限定的だったが、2026 年時点ではエリアが広がっているので恩恵を受けやすい。ただし日本向けは Sub-6 のみで、ミリ波の高速通信は対象外。

Q. iPhone 11 から iPhone 12 に買い替える価値はありますか? A. iPhone 11 がまだ快適に動いているなら、無理に買い替える必要はない。買い替えの動機になりやすいのは「5G を使いたい」「無印でも有機 EL が欲しい」「mini の片手サイズが欲しい」のいずれか。

まとめ

iPhone 12 シリーズは「5G 普及初年の iPhone」として歴史的な位置づけがあり、全機種有機 EL 化と MagSafe 導入で世代としてのまとまりも良い。

2026 年から買うなら、新品ではなく中古・整備済品が現実的なライン。選ぶときは画面サイズ・光学望遠の有無・5G エリアの3点を確認しておけば、買ってから後悔する確率は下げられる。

iPhone 11 と迷っている人は タイプ別 おすすめ iPhone 11 機種 と読み比べると、世代差の輪郭がはっきりする。